現在、世界的な金融危機と景気後退によって、厳しい時代となっています。しかし、こうした時代だからこそ、組織に求められるのは革新を生み出す創造性とその実現力だと思います。しかし、多くの企業・組織は十分な力を発揮できていません。
理由はいくつかありますが、大きな要因の一つはコミュニケーションでしょう。背景には、人材の流動化、派遣や中途採用、業務の専門化・細分化、そして社内旅行や、飲みニケーションなど公式、非公式なコミュニケーションの機会の減少など社会的な変化があります。その結果、社員は狭い世界で自己完結し、組織力につながらないのです。
多くの企業はここ数年、組織力向上に向けて積極的に取り組んできました。企業ビジョンやブランド構築、人事制度改革や社内SNS、人材育成や研修などです。しかしそのことは必ずしも成果には結びついていないのではないでしょうか。なぜならば、企業ビジョンと日常活動、制度とモチベーション、管理ツールと業績、上司と部下、部門チームと個人、社員どうしがつながっていないからであり、その結果、各個人がいくら向上しても、組織力の向上につながっていかないということです。したがって、組織力向上のためには、個人や制度、システム、企業ビジョンやブランドなどをそれぞれ向上させると同時に、これらをつなげ、連携・連動させていくということが必要です・・・(続きを読む) |