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Bizteria経営企画 Vol.14
社会貢献を通して企業価値を高める
インパクトジャパン株式会社 セールス&マーケティングディレクター 池内 信弘
                 プログラムディベロップメントマネジャー 吉村 啓邦

 資源高騰や環境問題、食糧問題など解決困難な問題に直面し、企業は利益をあげることが難しくなってきている。環境問題ひとつ取り上げても、地域社会ばかりではなく地球規模での課題として認識され、環境に考慮しない企業は厳しく糾弾される。その一方で、洞爺湖サミットで明らかになったように、国レベルでの取り組みには限界があることはハッキリした。

 「国に替わる存在として、企業に期待が集まっています。資本主義社会ですので、企業は利潤を追求するもの。しかし、利益最優先から社会の一員であることへの大きなパラダイムの転換が今求められています」(吉村氏)

 「食品偽装問題がその象徴でしょう。おそらく以前から偽装は行われてきたのかもしれません。それが内部告発によって次々と明らかになってきています。なぜ、今になって偽装が噴出してきているのか。それは、社会そのものが変わってきたからに他ありません。企業に対して世間から厳しい目が注がれ、『良き企業』か『社会に貢献している』かがチェックされているのです」(池内氏)

 もちろん企業もそうした世の中の流れを理解しているはずだ。CSR(企業の社会的責任)やボランティア活動など積極的に取り組む企業が出てきた。しかし・・・(続きを読む)

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