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Bizteria経営企画 Vol.11
次世代リーダーの品格
日本クルーズ客船株式会社 『 ぱしふぃっくびいなす』 船長 由良 和久

聞き手:豪華客船の船長ということでもっとご年配の方をイメージしていたのですが、お会いして、お若いので驚きました。由良さんは、いつ船長になられたのですか?

由良氏: 39歳の時です。年齢的には早いほうだと思います。正直、船長の任をいただいた時は「大丈夫かな?」という気持ちもありました。ただ、この日のために前任者のやっていることを細かく見ていましたので、同じようにやれば、船を安全に運航させることはできるだろうと思いました。


聞き手:豪華客船の船長の役割と求められるものとは何でしょうか?

由良氏:貨物船であれば、安全に低コストで荷物を目的地まで運ぶことが目的ですが、客船の場合にはそれに加えて『快適性』が求められます。まず船を揺らさないということ。また、ロケーションの良い島などがあれば、そこに寄ってお客さまに楽しんでいただいたり、トータルなことを考えて快適性を追求し、最終的には時間通りに目的地に着くことが仕事です。でも、ロケーションが良いからといって、あちらこちらに寄っていたのでは、燃料費がかさみ、経営を圧迫してしまいます。そういったコスト面も考えつつ、船を安全に運航し、快適性を実現します・・・(続きを読む)

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